KITADA GOLF DESIGNでは削りだしパター、DLCコーティングを用いたクラブヘッド(主にパター)の製作を行っています。
削りだしパター
鉄の塊から削りだしたパターヘッドで、より細やかで繊細な製品です。
ヒット時のタッチやフィーリングに優れています。
DLCコーティングとは?
DLCとはダイアモンドライクカーボンといって、表面処理技術の1つでダイヤモンド状の炭素-炭素結合を持った非晶質炭素膜の総称です。
気相合成によってのみ得られる薄膜材料で、イオンプレーティング法、スパッタ法等のPVD法(物理蒸着法)やプラズマCVD法(化学蒸着法)等さまざまなプロセスが考案されています。
当店製品ではプラズマCVD法を用いています
当店製品のDLC☆GALAXYでは、プラズマCVD法を用いています。
まだ開発されてから日が浅い技術なのでコストが高いのが難点ですが、非常に薄く乗せることができ、DLC☆GALAXYでは「約0.1ミクロン」という極薄です。
製品スペック
通常のニッケルメッキが10~20ミクロンなのに比べると非常に薄く、0.1ミクロンといってもピンと来ないでしょうが、「1ミリの1万分の1」といえばどのくらい薄いか分かるでしょう。硬度も硬く8000HVも有ります。天然ダイヤに匹敵する堅さです。とはいえ、薄いのでその強度はパターの母材と同じです。強度そのものはパターの母材のままですので打感には全く影響は有りません。ガンブルーの様に擦れた位では簡単に落ちません。
錆びに関しても、例えばSUS303など錆びは目立ちませんが、金属で有る以上イオン化傾向からは逃れることはできません。鉄の様に赤錆が出ないので醜くならないだけで、SUSも空気に触れた瞬間から不導体皮膜という「酸化被膜」を形成し、これがたまたま変質しにくい、物を寄せ付けにくい性質の物であるため実用上錆として認識されないだけなのです。
酸化皮膜は硬く粘っこく、存在しない方がよい物ですので、これを取り除いてカバーをかけたものとしてDLCを採用しました。DLCなら酸化皮膜よりもうんと薄いのでパターで重視しなくてはならない打感への影響を最小限にできると考えたのです。その良さは使って頂いている人にはすでに実感していただいています。